転職活動中、何社も受けているのに中々一次面接が通過できない、内定がもらえない…そのようなこともあるかと思います。
なぜ内定がもらえないのか悩んで、自分の面接を振り返ってみたり、自己分析を再度してみたりと試行錯誤を繰り返すけれども結果は同じ。
そうすると焦りや不安が募り、悪いサイクルに突入してしまいますよね。
私と一緒に20代特化型転職エージェントを利用し転職活動をしていた友人も悪いサイクルに陥っておりました。
友人の場合は、面接を5社ほど受けていた時にことごとく2次面接で落ち、次受ける会社の2次面接も落ちればまた1から転職活動を開始するところまで来ておりました。
最終的に何とか最後の1社に内定をもらったのですが、内定電話をもらったときは目の前で涙を流しておりました。それほど転職活動期間がきつかったのでしょう。
この悪いサイクルを突破するには「なぜ面接を通過できなかったのか」その理由を知り、直していくことが大切です・
しかし、自身で面接を受けた方はご存知かもしれませんが、面接官からもらえるフィードバックは遠回しな表現やありきたりな表現が多く、直そうにも直せません。
そこで転職エージェントを利用するメリットがでてきます。
転職エージェントでは、面接後に面接官の方にご連絡をして細かいフィードバックをもらってきますので細かい部分まで直せるのです。
とは言っても転職エージェントでは自分の受けたい企業が受けられない。
エージェントの人とやり取りするのが面倒くさい。などのデメリットもございます。
そのため、今回の記事では中々面接が通過できない、内定がもらえない、そんな方向けに、面接官が転職エージェントに向けて教えてくれる本当の不採用理由を5つご紹介致します。ご活用して頂ければ幸いです。
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ではここからは面接官が転職エージェントだけに話す本当の不採用理由についてご紹介致します。現在面接を控えていらっしゃる方は是非ご覧下さいませ。
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本当の不採用理由①明るさや元気さが感じられない
まず一つ目にご紹介する本当の不採用理由は「明るさや元気さが感じられない」でした。
こちらの理由については面接官の方からは下記理由で不採用通知がくることがあるでしょう。
・当社との雰囲気とマッチしないため
・当社が求める人物像とは異なるため
面接は緊張するという方が多いです。そのため、思うように笑顔になれなかったり、声が小さくなってしまったり、「いつも通りの自分が出せない」ということがあります。
ではなぜ明るさや元気さが感じられないことが不採用理由になるのでしょうか?そ
れは、明るさや元気さというのは、第一印象に直接響いてくるからです。
第一印象について、「メラビアンの法則」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
メラビアンの法則とは、心理学の研究において相手に与える印象のうち
・視覚情報が55%
・聴覚情報が38%
・言語情報が7%
という結果を表したものです。
55%半分以上を占めている視覚情報ですが、この視覚情報の中には表情や身だしなみ、しぐさといった全体的な雰囲気が含まれます。
また、聴覚情報の中には、声の大きさや声のトーン、話す速さなどが含まれています。
明るさ(笑顔など)は55%を占める視覚情報に当てはまり、元気さ(声の大きさなど)は38%を占める聴覚情報に当てはまってきますので、緊張のため笑顔が出せず、声が小さくなってしまうと第一印象の93%がマイナスの要素で埋まってしまうのです。
第一印象というのは会うたびに変わることはありますが、転職の際の面接は平均して3回~4回、更に面接の度に面接官が変わることが多いので、面接時には第一印象があなたの印象になり、「あなた=面接時の印象」で面接官も決めざるを得ません。
緊張をしない、ということは難しいかもしれませんが、第三者との面接練習などを行うことで少しでも緊張を軽減させることができるでしょう。
本当の不採用理由②話が長く、結果的に内容が良く分からない
二つ目の本当の不採用理由は「話が長く、内容が良く分からなかった。」「なにが言いたいのかが良く分からなかった。」です。
こちらについては、下記のような理由が不採用理由となることがあるでしょう。
・書類に記載のあった内容と相違があるため
面接中は、緊張して用意していた自己紹介や志望動機が思い出せなかったり、全く予想もしていなかった質問をされたり様々な状況に陥ります。
とは言っても面接でのお話することはただ自分の考えを話せばいいので、自分の軸がしっかりしていれば問題ありません。
ただし、伝え方には注意が必要です。
例えばこのような経験はありませんか?
・長くなりすぎて面接官から「分かりました」と言われてしまった
・自分では頑張って回答したが面接官に「もう一度聞きますが」と同じ質問をされてしまった
・答えている最中に自分がなにを言っているのかが分からなくなってしまった
面接官の方も意味があって質問をしているので、その回答が得られないと困ってしまいます。
また、営業職だけでなくバックオフィスのマーケティング職やエンジニア職でも社内外コミュニケーションの機会は出てきます。
相手の質問がしっかりと理解できない、相手に伝えたいことが伝えられない、そうすると仕事にも支障が出てきてしまいます。
そのため、面接の中では下記のような内容を意識してみて下さい。
・質問の意味を理解する
→可能であればなぜその質問をしてきているのかを考える
・結論を先に述べる
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本当の不採用理由③説明に具体性がなく印象に残らない
次にご紹介するのは「説明に具体性がなく、印象に残らない」です。
またこの言葉に続くフィードバックに、
・印象に残らないので、判断がしにくい
・印象に残らないので、もう少し他の人も見てみたい
と続きました。
例えば面接官から現職(前職)での実績を教えてくださいと質問してきた際に、
「契約を沢山取りました。」
「チームワークを活かして目標を達成いたしました。」
「チームリーダーとしてチームをまとめておりました。」
という回答をしたとします。
一見、契約を沢山獲得して凄いな、目標達成をできていることは素晴らしい、とプラスの印象を与えられたかと思えますが、これはNG回答例です。
というのも、具体的な数字がないと自社の目標数値を比較してどれくらいのレベルなのかが把握できないからです。
自分基準の「沢山の契約」「チームをまとめる」というのはある企業にとっては「当たり前」になることがあります。
そうすると、具体的な数字がない人は未知数となりますので、あまり数字は良くなかったけれども数字を出した人よりも面接通過順位が低くなってしまうことも。
契約を沢山取りました。→月いくらの物件を何件くらい契約されたのですか?
チームリーダーとしてチームをまとめました→何人くらいのチームで、どれくらいの決定権を持ちどうやってまとめていたのですが?
など追加で質問をしてきてくれる面接官もいらっしゃいますが、数字を出さないだけで減点されてしまい、
その後追加質問をしないスタイルの場合もありますので、なにかを説明する際には「数字」や「例」を出して回答するようにしましょう。
本当の不採用理由④質問がない / 少ない
これは私が面接官として面接したときにも伝えることのある不採用理由、「質問がない / 少ない」。
・当社への志望度があまり伝わりませんでした。
・当社でなくともいいのではないかと感じました。
などと連絡が来ることがあるでしょう。
ここでいう「質問」というのは、面接の最後に面接官より
「これで面接を終わりますが、最後になにかご質問はありますか?」
という逆質問の時間の際の質問です。
自分のターンが終わったことに安心し、ここで質問がないと答えてしまうと「自分の企業に興味がないのかな」と思われてしまいますし、企業のHPを見れば分かることを質問してしまうと「ちゃんと調べていないのかな」と捉えられてしまいます。
この逆質問の時間は面接の最後に設けられることが多いため、「終わりよければすべて良し」という言葉もあるように、とても重要になってきます。
ではこの逆質問タイムでは、なにを気を付ければいいのか。3つのポイントをご紹介致します。
①求人票や企業のHPに改訂ある内容は避ける
②「なぜこの質問をしているのか」という意図や目的がある質問にする
③クローズド・クエスチョンではなくオープン・クエスチョンを意識する
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①求人票や企業のHPに改訂ある内容は避ける
こちらについては先述した通り、ちゃんと調べてきていないのではないかと捉えられてしまうので避けましょう。もしHPを見たうえで質問事項があるのであれば、「HPを拝見したのですが・・・」と調べてきたことを初めに伝えてから質問するようにしましょう。
②「なぜこの質問をしているのか」という意図や目的がある質問にする
質問が思い浮かばず、ふと思いついた質問をしてしまうと、面接官にこの質問の意図は何でしょうか?と更に掘り下げられ、結果的にこの質問には意味がないのでは、と面接官に思われてしまいます。
必ず質問する内容には意図や目的を持つようにしましょう。
③クローズド・クエスチョンではなくオープン・クエスチョンを意識する
まず始めにクローズド・クエスチョンというのは相手が「yes / no」で答えられる質問で、オープン・クエスチョンというのは相手が「yes / no」だけでは答えられない質問です。
ハードルを下げるためにクローズド・クエスチョンをあえて使う場面は色々ありますが、逆質問の時間では、なるべくオープン・クエスチョンを意識するようにしましょう。
というのも、クローズド・クエスチョンの場合、一問一答のような簡易的な時間になってしまい、面接の最後の時間が「yes / no」のどちらかで終わってしまいます。面接官とコミュニケーションを取ることで、最後の印象をより良く終わらせることができますので、なるべくオープン・クエスチョンを意識してください。
本当の不採用理由⑤明るい・元気以外の魅力が見つからない
最後にご紹介するのは、一つ目にご紹介した内容とは真逆の「明るい・元気以外の魅力が見つからない」です。
このようなフィードバックを受ける方は、企業の外見だけをみて面接に望んでしまっている方が多い傾向にあります。
そのため内容が薄く「あの子は明るかったね…けど経験はどうなんだっけ?」
「声も出ていたし元気も良かった…けどそれだけだよね」という印象を与えてしまいます。
この場合は、企業の内面をより良く知り、自己PRを交えながらなぜその企業と自分が合うと思うのか、また自分の経験をどう活かしていけるのかを伝えることで面接官に第一印象以外の印象を与えることができるでしょう。
例えば、「○○君はイケメンで高学歴で頭もいいし、筋肉がかっこいいから好きです。」と言われたとします。
そうすると嬉しいことには変わりませんが、よくよく考えると誰でも分かる外見のことのみとなっており、
「それで、イケメンで高学歴で筋肉があれば誰でもいいの?」と思ってしまいます。
逆に、「○○君は忙しい時にも優しくて丁寧で、日常のちょっとしたことも笑いに変えられるユーモアがあるから好きです。」と言われると、
「この子は本当に自分のことをよく見てくれているんだな。」「自分はこういう風に見えていたのか、嬉しいな」と思えます。
面接でも同様に、企業のHPを見れば分かる外見について話すのではなく、企業を調べた上で、企業の内面がどう良かったのか、なぜ自分がこの会社に合うと思ったのかをお伝えできると、第一印象も良く、かつあなたの魅力を伝えることができるでしょう。
最後に
今回は企業が転職エージェントにだけ話す本当の不採用理由についてご紹介致しました。
そもそも面接官が上、面接受ける自分が下。と捉える方が多く、そのため緊張することが多いですが、
そうではなく、面接官も「採用したい」という目標があり必死に人材を探しており、面接を受ける側選ぶ立場です。
これから長く働いていくためにも、なるべく自分を偽らずにありのままで、そして自分の話せる情報はできる限り開示できるようにしてお互いが納得できる状態で内定まで進むことを目指しましょう。
また、転職への不安がある方は転職エージェントの利用をおすすめ致します。
転職エージェントの多くは無料で利用ができ、そして面接練習や企業ごとの面接時の質問例を教えてもらうことができるからです。
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