転職エージェントに登録したけど中々進まない...。
など、転職に関してお悩みをお持ちの方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか?
その中でもよく聞くのが「転職活動の始め方」と「転職活動のやり方」です。
そこで今回は、総合転職エージェント・特化型転職エージェント・セミナー型転職エージェントなど併せて10社ほどの転職エージェントに登録して20代で2回転職した私が、転職活動の始め方や、転職エージェントを上手に利用してより良い転職を行う方法を解説いたします!
不動産業界特化型転職エージェントに登録する
転職活動の始め方
では最初に、私が行った転職活動の始め方をご紹介いたします。自己応募か、転職エージェントか
転職活動では、自分自身で全てを進めていくパターンと、転職エージェントを活用して進めていくパターンがございます。ここでは、自分自身で進めていくパターンを自己応募とし、転職エージェントを活用するパターンを転職エージェントと説明していきます。
私は両方のパターンを行いましたが、結論、行きたい企業が決まっていないのであれば転職エージェントに登録した方が良かったです。
<自己応募>
自己応募では、求人サイト(例:マイナビ転職、リクナビネクストなど)から条件を絞っていき、気になる求人があれば応募をします。
その後企業から連絡がくるので書類を送ったり面接日程を決めていきながら内定を獲得するまで進めていきます。
<転職エージェント>
転職エージェントでは、いくつものエージェントがあるので複数登録をし、登録後はキャリアコンサルタントと面談をして自分の希望を伝えます。
その後キャリアコンサルタントの方が求人を提案してくださるので、求人を一緒に選び、書類添削や面接設定などはキャリアコンサルタントにお任せできます。
企業とのやり取りは全てキャリアコンサルタントが行ってくれるので、私たちは面接に行くだけであとはキャリアコンサルタントとやり取りをします。
※費用は無料の転職エージェントが多いです
自己応募のメリット・デメリット
自己応募と転職エージェント両方を利用した私が感じた、それぞれのメリットデメリットを共有致します。◎自己応募のメリット
・自分で自由に検索が可能
転職エージェントを利用した場合は、面談時に希望を伝え、その後キャリアコンサルタントが求人を共有してくれます。
そのため、もし自分が希望を全部伝えられていなかったり、キャリアコンサルタントと相性が合わないといつになっても自分が求めている求人がもらえません。
その点、自分で希望を入力していく求人サイトでは、相性が合わない、希望がうまく伝わっていないということがないので安心です。
◎自己応募のデメリット
・書類選考で落とされる
こちらはこれまでの経験や学歴・職歴によって変わってきますが、私の場合はあまり良い経歴ではありませんので、自己応募で書類のみで見られた場合は書類時点で落とされてしまうことが多かったです。
転職エージェントの場合は、人事の方に直接「経歴はこうなっていますが、お人柄は〜・・・」と電話してくださることがあります。
・企業側と直接やり取りする
自己応募なのでもちろん書類を送ったり面接日程を調整したりは自身で行います。
企業によっては返信スピードやメール内でのコミュニケーション(理解度)などからマイナス印象を持たれてしまうことがあります。
転職エージェントを利用した場合は、全てキャリアコンサルタントの方がやって下さるので、ここでマイナス点をもらうことはないでしょう。
・スケジュール管理が大変
私が一番苦手だということもありますが、働きながら面接のスケジュール管理もするのが大変でした。
メールも普段見ないタイプで、かつ色々な会員登録だったりのメールも飛んでくるのでメールを確認してスケジュール管理もしてという一連の流れが大変だった思い出があります。
頭の中で覚えておくスタンスでしたが、スケジュール帳やgoogleカレンダーを使用することをお勧めします。
転職エージェントのメリット・デメリット
◎転職エージェントのメリット
・求人の幅が広がる
自身で求人を探していくと、勤務地や希望職種を絞って、休日やその他条件を絞っていってもかなりの求人があり、最初のページか行っても3ページ目まででした。
ただ、転職エージェントを利用することで、沢山ある求人の中から希望をどんどん言っていくだけで10求人ほどに絞って紹介してくださり、更に「この求人はこういう部分が嫌だ」と伝えるとそれを補う求人を送ってくれました。
自分では見ていなかった求人も多かったり、タイトルと画像だけで何か違うなと思っていても実は話を聞くと良い会社だったりもするのでさすがだなと思いました。
・企業とのやり取りやスケジュール管理をお任せできる
自己応募のデメリットでもお伝えした通り、企業とのやり取りやスケジュール管理はとても大変です。
もし面接日程を間違えてしまえばそこでその企業との関係は終わってしまうことも。
転職エージェントを利用すると、体調不良や急な仕事で面接日程を変更したいけどどうしようと思った時も転職エージェントの方が間に入って連絡してくださりますし、面接の前日には連絡をくれます。
大船に乗った気持ちで転職活動ができるのは転職エージェントの魅力だと思います。
◎転職エージェントのデメリット
・転職エージェント経由だと企業の目線が上がることも
転職エージェントの料金体系は、採用される私たちは無料ですが、採用する企業側は年収の何%という形で料金が発生します。
自己応募の場合には発生しない料金となりますので、企業によっては転職エージェントから採用する場合はより経験がある方のみにしているなど採用ハードルを上げている場合があります。
・転職する気持ちがあまりない時には利用しにくい
転職したいな~・・・と思い始めたときに登録してしまうと、
入社はいつまでに希望されますか?
まずは面接に行ってみましょうか!
と選考を進められてしまう場合もあるため、まだ退職するつもりはないのにどうしようとなってしまいます。
「ちょっと求人見たいな」くらいであれば求人サイトを覗いてみるくらいが良いかもしれません。
私自身が自己応募よりも転職エージェントを利用することでうまく転職活動ができていたため偏りがあるかとは思いますが、以上が私が感じた自己応募と転職エージェントそれぞれのメリットデメリットです。
メリットとデメリットを認識したうえで転職活動を始めるとまた違うと思いますので、参考になれば幸いです。
不動産業界特化型転職エージェントに登録する
転職エージェントを利用した際の具体的な転職の流れ
ここからは転職エージェントを利用して転職活動を行った場合の具体的な流れをご紹介いたします。転職エージェント登録前
①自己分析転職を決めてからまず初めに行いたいのが自己分析です。
過去から現在、未来を書き出したり、なぜ自分が転職したいのか、どんな仕事にやりがいを感じるのか、どんなスキルを身に着けてどんな10年後になりたいのかを考えていきます。
自己分析を行ったうえで、自分自身の転職の軸を定めていきましょう。
不動産業界だけじゃない!すべての転職活動でもっとも大事な「自分だけの軸」
②業種や職種、会社規模などの絞り込み
自己分析を行い、転職軸を決めたら次は会社選びに大切な、業種や職種、会社の雰囲気や会社規模などを絞りに行きます。
裁量権が大きい会社で働きたい ⇔ やることリストをこなしていきたい
人と話すお仕事がしたい ⇔ 1人で黙々と仕事がしたい
固定給で安定した額稼ぎたい ⇔ インセンティブでがっつり稼ぎたい
など色々あります。ここは完璧に決めなくても大丈夫ですので、大まかにこういう会社でこんな仕事がしたいな~という風に考えておけば大丈夫です。
③転職エージェント選び、登録
気になる業種や職種が決まったら、転職エージェントに登録しましょう。
もし気になっている業種や職種の特化型転職エージェントがあれば特化型に登録するのがおすすめです。
転職エージェント登録後
④面談登録後は、どこの転職エージェントも面談を行います。
その面談の中で、自分の希望を伝えることでキャリアコンサルタントが求人を提案してくださるので、自己分析で見つけ出した転職の軸を伝えましょう。
⑤求人選び、書類選考
面談が終わるとそのあとは求人が送られてきます。
自分の希望にドンピシャな求人もあれば、いまいちな求人もあると思いますが、求人票だけで決めるのではなく、どういう会社なのかをキャリアコンサルタントに聞いてみるとより求人の幅が広がります。
転職エージェントによっては履歴書・職務経歴書の添削を行うサービスもありますので、サービスも利用しながら履歴書・職務経歴書を仕上げましょう。
書類作成後は、自分が選んだ求人にキャリアコンサルタントの方が応募してくれますので、書類結果を待ちましょう。
⑥面接(大体1回~4回)
書類選考が通過すると、次は面接です。面接可能日時を聞かれますので、この期間はなるべく予定を空けておけるといいでしょう。
自分より先に選考した方が内定になったので選考がおしまいですということもあり得ない話ではありません。
面接回数は企業によって違い、少ないと1回の面接で決まることもあります。
平均して2回~3回くらいかと思います。
⑦内定
内定が出た後は、その企業に入社したいのであれば内定を受諾し、もし他の第一希望の企業が残っている場合は保留にしてもらいましょう。
また、このくらいのステップにきたらば現在勤めている会社に退職届を出しましょう。
企業によって退職希望の何日前に申し出が必要とあるので、そのルールには従い、しっかりと引継ぎをしたうえで退職するのがベストです。
⑧入社
内定受諾をしたあとは有休消化期間などを含めて退職する日を決定して入社日を決定します。
内定から入社までの平均は1か月半~2か月となっております。
転職活動期間は、転職エージェントに登録してから約3ヶ月と言われております。もちろん面接回数が少なかったり、面接がスムーズに行けば1ヶ月以内で決めることも可能です。
賞与が出てから、切りのいい年度が変わるときに、など自分の中で区切りを決めてその時期に向けて転職活動を開始しましょう。
不動産業界特化型転職エージェントに登録する
転職エージェントは1つに絞る?複数使う?
いざ転職エージェントに登録しようと思ってみても、転職エージェントは沢山ありますので・どの転職エージェントに登録するか
・1つに絞るか複数登録するか
など迷うことが沢山あります。
では、どのように探して、何社の転職エージェントに登録するのがいいのでしょうか?
最初は3つの転職エージェントに登録
個人的には、最初は3つの転職エージェントに登録することがおすすめです。
2つは大手総合転職エージェント、あと1つは、もし職種や業種を決めていれば、特化型の転職エージェントがいいでしょう。
総合型と特化型転職エージェントの違いはこちらから>>>
特化型?総合型?不動産業界の転職エージェントの選び方
もし業界や職種を絞っていない場合は、最初から特化型は登録しなくても良いと思います。
なぜ複数登録するかというと、自分に合う転職エージェントを比較するためです。
転職エージェントごと、さらに言えばキャリアコンサルタントごとに転職の進め方は違い、ヒアリングの量や求人の絞り込みの質などが違います。
また、もっている求人も違うでしょう。
総合転職エージェントの特徴は求人の量が多いことですが、その分キャリアコンサルタントも全部の求人を覚えきれず結果的に取り合えず沢山の求人を送ってくれることが多いです。
ただ、自分で探す時よりは狭めてくれるので、送ってもらった求人を全部見るのは難しくないでしょう。
次に特化型転職エージェントに登録するのは、専門性が高いためです。
例えば不動産特化型転職エージェント『リアルエステートWORKS』さんでは、キャリアコンサルタントも不動産業界に特化してるため、不動産業界ならではのヒアリングをしてくれ、より自分の希望にマッチした求人の提案に落としてくれます。
そのため、総合転職エージェントを利用して、求人をザっと見ていき自分が希望する求人があれば総合型転職エージェントで選考を進めていき、「求人が多すぎてわからない」「なにか違うな」と思うのであればそこから更に絞っていき、特化型転職エージェントで選考を進めていくといいでしょう。
もし最初から自分が気になっている内容での特化型転職エージェントがあるのであれば、そのエージェントをメインで使っていってもいいと思います。
転職エージェントを1つにしぼる
最初に比較するために3つほど転職エージェントに登録するのをお勧めしましたが、最終的には1つに絞るといいでしょう。というのも、3つの転職エージェントを並行して利用すると、自己応募のときと同じようにどのエージェントでどの求人を応募したかが分からなくなってしまうのと、結局転職エージェントごとに面接日程を把握しているだけになるため、自身でスケジュール管理をしなければいけません。
そのため、3つの転職エージェントを比較したあとは、その中で一番自分にあう転職エージェントを探し、最終的には1つに絞って面接のステップに進むといいでしょう。
複数の転職エージェントを上手に使って転職活動を始めよう!
いかがでしたでしょうか?今回は私の経験談を交えて解説してきましたが、個人的には転職エージェントを複数登録し、徐々に狭めていくのがおすすめです。行きたい企業があるのであれば、その企業に直接応募して進めていくのが一番良いのですが、「転職したい」というときに「この企業が無理だった場合は転職しなくていい」という方は少ないと思いますので、いくつかの企業を受けるのであれば是非転職エージェントを利用してみてください!
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