「不動産営業へ転職したいんだけど、履歴書に書く転職理由や志望動機が思いつかないなぁ」
「企業に好印象を与える転職理由には、どんなものがあるんだろう?」

今回はそんな疑問を持つ方に向けた記事をお届けします。

転職活動をする際に必ず考えなければならないのが、転職を思い立った根拠を示す「転職理由」と、その企業を選んだ「志望動機」です。

求職者にとっては自分の転職意欲を伝えるためのアピールポイントであり、企業としても求職者の真剣度や人間性を把握するために注目するポイントなので、しっかりと考えておく必要があります。

不動産営業においても、志望動機を明確に伝えられるかどうかが、合否の鍵を握っているといっても過言ではないでしょう。

そこで本記事では、不動産営業へ転職する場合に企業に好印象を与える転職理由や志望動機について解説します。


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不動産営業とは?

志望動機を考える前に、まず不動産営業とはどんな仕事なのか整理しておきましょう。
特に営業スタイルの違いにより、求められる能力が大きく変わってきますので、把握しておくことが大切です。
 

不動産営業の種類

不動産の営業には、以下の3つの営業スタイルがあり、それぞれ特徴が異なります。

・飛び込み営業
・ルート営業
・反響営業

飛び込み営業とルート営業は、ご存知の方も多いと思いますが、改めて解説します。


①飛び込み営業
飛び込み営業とは、直接自分の足で個人宅や会社を訪問し、営業をかける手法です。

初対面の顧客を相手にするため、相手にしてもらえなかったり、厳しい態度を取られてしまったりするケースも多く、営業の中でも特に忍耐力や精神力を必要とする手法です。

その一方、成果に応じて給与を支払うインセンティブ制度を採用している場合が多く、結果を出せば給料にしっかりと反映されますので、実力重視な社風が好きな人に向いています。


②ルート営業
ルート営業は、既存顧客の元へ定期的に訪問して、提案などをする手法です。
新規開拓が少ないため、飛び込み営業のような不安定さはありませんが、苦手な顧客とも長く付き合っていかなければならない特徴があります。

ルート営業の場合、飛び込み営業ほど高いノルマを課せられることはありませんが、インセンティブも少なく、成果が給料に反映されにくい傾向があります。

どちらかといえば、実力主義ではなく安定思考の人におすすめです。

③反響営業
最後に反響営業ですが、これはチラシやダイレクトメール、ホームページなどを見て、会社に問い合わせしてきた顧客を相手に営業する手法です。

顧客側がすでに会社の商品・サービスに関心を持っていると考えられるため、比較的成約につながりやすい手法といえます。

とはいえ、チラシ配りやメールの配信など、顧客を呼び込むための営業をしなければならないケースは当然あります。

売上目標やノルマが課せられる点は、他の営業と変わりませんので、決して楽な営業とは思わないようにしてください。


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不動産営業になるための転職理由と志望動機

では、不動産営業を目指す人が、企業に好印象を与える転職理由と志望動機にはどんなものがあるのか、具体的に考えていきましょう。
 

企業に好印象を与える転職理由とは

転職活動を成功させるためには、企業側が好印象を抱く転職理由とは何か、前もって把握しておくことが重要です。
以下に好印象を与えやすい転職理由の特徴をまとめます。

・理由が具体的である
・新しい仕事への意欲が感じられる
・現在の会社への不満は述べない
・志望動機との一貫性がある

給料が低い、人間関係が合わない、仕事が面白くない、といったネガティブな理由でなく、できるだけポジティブな理由で、なぜ転職を思い立ったのか明確に伝えることが重要です。

もちろん、実際には給料や人間関係に不満があり、転職を考える人が多いのは事実です。
しかし、本音をそのまま伝えてしまうと、ネガティブな理由として捉えられてしまいますので、言い方を工夫する必要があるでしょう。

たとえば「給料が低いこと」が転職理由であれば、「正当な評価を受けたい」など。
「人間関係が合わない」が転職理由であれば、「周囲と協力しながらチームワーク良く仕事をしたい」など。

このように言い方を工夫するのは、決して嘘をつくことではありませんので、企業側にもその思いは伝わります。
まずは自分の本音を書き出してみてから、一つ一つの理由をどのように伝えればよいか、考えてみると良いでしょう。
 

企業に好印象を与える志望動機とは

次に企業に好印象を与える志望動機の特徴をまとめます。

・その企業を選んだ理由がはっきりしている
・入社後に何をやりたいのかが明確である
・転職理由と一貫性がある

まずどうして転職を考えるようになったのかを述べた後、次にどうしてその業界や企業を選んだのか、志望動機を伝えるのが基本的な流れです。

したがって、転職理由と志望動機を比べた時に一貫性があるようにしなければなりません。
たとえば、「自分のスキルを活かせていない」が転職理由であれば、志望する企業で自分のスキルを活かせる理由が、明確になっている必要があります。

そのためには業界やその企業のことを、しっかりと調べておくことが重要です。
転職理由と志望動機が繋がっていないと、「他の会社でも良いのでは?」という疑問を企業側に抱かせてしまうため、ちゃんと話が繋がっているかどうか確認するようにしましょう。
 

不動産営業の転職理由や志望動機を紹介

以上を踏まえて、不動産営業へ転職する場合の転職理由や志望動機として、最適なものを考えてみましょう。

まず不動産営業に求められるスキルとして、専門性とコミュニケーション力があげられます。

特にコミュニケーション力は、営業である以上、必ず求められますので大切な要素です。
以下に不動産営業へ転職する場合に、転職理由や志望動機として押さえておくべきポイントをまとめます。


経験やスキルがない場合は、少し不利になってしまいますが、不動産営業は離職率が高い特徴もあるため、業界未経験でも入社することは可能です。

業界未経験で不動産営業への転職を目指す人は、コミュニケーション力や忍耐力、不動産業界で働くことへの意欲、長く勤務できる根拠などをアピールしていくと良いでしょう。
特にアピールできることの根拠となる、具体的なエピソードがあると理想的です。
 

まとめ

以上、不動産営業へ転職する場合に企業に好印象を与える転職理由や志望動機を解説してきました。

どんな業界へ転職する場合でも、転職理由や志望動機は重要視されるポイントなので、しっかりと考えるようにしてください。
また、単なる思いつきではなく、入念に考えた理由であれば、企業側にも真剣度が伝わります。

不動産営業においては、専門性やコミュニケーション力が求められるスキルですので、すでにスキルに自信のある人は全面的にアピールしていくことと良いでしょう。

また、未経験で活かせるスキルがなかったとしても、仕事に対する熱意や将来のヴィジョンがはっきりしていれば、前向きな理由として捉えられます。

不動産営業への転職を検討している人は、ぜひ本記事を参考にしながら転職理由や志望動機をじっくりと考えてみてください。


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