株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、20代の仕事観をひも解くために、アンケート調査を実施した。今回は「選考で実施して欲しいこと・知りたいこと」に関して調査。
就業経験3年以上の「ヤングキャリア」が、選考の過程で実施して欲しいことは「職場見学」が54.6%で最多。次いで、「カジュアルな面談」54.1%が続続いた。就業経験3年未満の「第二新卒」は、「カジュアルな面談」が56.4%で最多。次いで、「職場見学」44.5%が続く。
就業経験がない「既卒」で最も多かった回答は、第二新卒と同じく「カジュアルな面談」54.7%。次いで、「会社説明会・TOPセミナー」41.9%が続いた。
ヤングキャリア、第二新卒、既卒ともに上位3位に入った項目は同じだったが、順位は異なる結果となった。ヤングキャリアは「自分の目で見て確かめたい」意向が強く、就業経験年数が短い第二新卒・就業経験がない既卒は、「人事担当者などの話を聞いて、理解を深めたい」という意向が強いと推察される。選考過程で得られると志望度が上がる情報は、「未経験でもやっていけるか」が最多となっている。
 

【TOPICS】

(1) 選考過程で実施して欲しいこと1位は、ヤングキャリアが「職場見学」、既卒・第二新卒が「カジュアルな面談」
(2) 選考過程で得られると志望度が上がる情報は「未経験でもやっていけるか」が最多

 

【調査の背景】

アフターコロナを見据えた採用を強化する企業が増え、中途採用の難易度は高くなっている傾向だ。採用成功のためには、応募者を集めるだけでなく、応募があった求職者から選ばれる企業になることが重要になっている。20代の転職希望者は、選考過程でどのようなことを実施して欲しいと感じているのか、どのような情報を得られると志望度が上がるのか、アンケートを実施した。

 

(1) 選考過程で実施して欲しいこと1位は、ヤングキャリアが「職場見学」、既卒・第二新卒が「カジュアルな面談」


 

ヤングキャリアが、選考の過程で実施して欲しいことは「職場見学」が54.6%で最多。次いで、「カジュアルな面談」54.1%、「会社説明会・TOPセミナー」36.2%が続く。
第二新卒は、「カジュアルな面談」が56.4%で最多。次いで、「職場見学」44.5%、「会社説明会・TOPセミナー」39.6%が続いている。
既卒で最も多かった回答は、第二新卒と同じく「カジュアルな面談」54.7%。次いで、「会社説明会・TOPセミナー」41.9%、「職場見学」36.8%が続続いている。
ヤングキャリア、第二新卒、既卒ともに上位3位に入った項目は同じだったが、順位は異なる結果となった。就業経験年数が長いヤングキャリアは「自分の目で見て確かめたい」意向が強く、就業経験年数が短い第二新卒・就業経験がない既卒は、「人事担当者などの話を聞いて、理解を深めたい」という意向が強いと推察される。

 

(2) 選考過程で得られると志望度が上がる情報は「未経験でもやっていけるか」が最多


選考過程で得られると志望度が上がる情報は、「未経験でもやっていけるか(研修や資格サポートについて)」が最多。次いで回答を集めた項目は、ヤングキャリアと第二新卒が「実際の残業時間・休日のとりやすさ」、既卒が「仕事をする上でのやりがい・楽しいところ」となっている。既卒が「仕事をする上でのやりがい・楽しいところ」と回答した割合は、ヤングキャリア・第二新卒より10ポイント以上高くなっている。他の層と比較して回答割合が高かった項目は、ヤングキャリアが「実際の昇給・昇格ペース」、第二新卒が「若手社員の話」となった。ヤングキャリアは「今後のステップアップのイメージ」、第二新卒は「働く環境や、一緒に働く社員の雰囲気」、既卒は「仕事内容」について、より理解を深めたいと考えているとうかがえる。

■調査概要
・調査期間:2022年6月13日~6月26日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:20代・転職を希望する社会人(20代専門転職サイト「Re就活」のサイト来訪者)
・有効回答数:576件
・調査方法:インターネットでのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あり。