【TOPICS】
(1) 就職活動時と比較して「重視することや企業を選ぶ視点に変化があった」と回答した20代が7割を超える(2) 就職活動時と比較して、企業選びで重視するようになったこと1位は「仕事内容」。2位は「今後のキャリアビジョン」
【調査の背景】
新卒の就職活動では、「企業の安定性」や「働く環境」が重視される傾向にある。就職活動では、「まだ社会に出たことがない状態」で企業を選ぶことになるが、転職活動では「社会に出て、実際に仕事をする経験をした状態」で企業選びをしていく。社会人としての経験を経て、企業選びにおいて重視するポイントは変化するのか、20代の転職希望者を対象にアンケートを実施した。
(1)就職活動時と比較して「重視することや企業を選ぶ視点に変化があった」と回答した20代が7割を超える
「新卒での就職活動と比べて、重視することや企業を選ぶ視点に変化があった」と回答した20代が75.2%に上った。社会人として実際に仕事をし、働く上での自身の強みや弱みを知ることで、企業選びの視点が変化していると推察される。
(2)就職活動時と比較して、企業選びで重視するようになったこと1位は「仕事内容」。2位は「今後のキャリアビジョン」。
就職活動時と比較して、企業選びの際に重視するようになったことは、「仕事内容」が最多。次いで、「自分自身の今後のキャリアビジョン」が続いた。3番目・4番目に回答を集めた項目は、就業経験3年以上の「ヤングキャリア」と、就業経験3年未満の「第二新卒」で異なる結果となった。ヤングキャリアは「福利厚生・手当」「年収や昇給・昇格のぺ―ス」、第二新卒は「休日のとりやすさ・残業時間」「福利厚生・手当」となっている。ヤングキャリアは年収アップなど「条件面」を希望し、第二新卒は「自分らしく働くこと」を重視していると言える。
■調査概要
・調査期間:2022年6月13日~6月26日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:20代・転職を希望する社会人(20代専門転職サイト「Re就活」のサイト来訪者)
・有効回答数:501件
・調査方法:インターネットでのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あり。