株式会社UZUZ(ウズウズ)は、20代の就職/転職活動に関する実態調査を実施し、結果を公表した。長引くコロナ禍の影響に伴い「自身のキャリア」を考え直す人が増える中、転職活動中で職歴のある第二新卒(20代若手)に「自身のキャリア」の納得度をなどを調べた。

3人に2人が自身のキャリア納得度を10段階中「4以下」と評価するなど、納得度が非常に低いことが明らかになったと同時に、多くの人が自身の将来を考えスキルアップしたいと考えていることがわかった。

詳しい結果は以下の通りである。
 

現在の職場では「スキル不足 / 自信がない / 成長できていない」との声


アンケートの回答者に、「今の自分のキャリア納得度は何点ですか?」と聞くと、10段階中「3」と回答した人が最も多く30.4%をしめた。また「4」以下の点数を回答した人の割合は66.0%に上り、全体的に自身のキャリアへ納得していない人が多いことがわかる。

具体的に「4」以下の点数を回答した人に納得度の低い理由を聞くと、「数年前と比べあまり成長が出来ていないと感じるから」「勤続年数に対して技術や知識が足りていないと思うから」「今のスキルで、他の同年代の人と比べたときに不安だから」などという意見が上がった。

現在スキルが身に付いていないという実感とそれに基づいた将来的な不安が、納得の低い大きな原因のようだ。

また特に納得度の低い「1」や「2」と回答した人は、以前に聞いていた条件と実情の差異や評価制度の不満、向き不向きなどの点を理由としてあげた。

これらの理由の中には就職前に確認し、対策できたこともあるかもしれない。今後の転職活動でも事前の理解不足がないよう、注意したいところである。
 

転職を考える理由は「将来」や「スキル」面に加え、年収や人間関係の懸念も



「現在転職を考えている一番の理由を教えてください。」という質問に対しての回答は、上の表の通りとなった。

キャリア納得度についての質問に対する回答と同様に、「将来の目指す方向に近づくため」(1位 19.9%)「スキルが身につかない環境のため」(2位 15.4%)という回答が上位にランクインした。

やはりコロナ禍で将来について考え直す機会が多くなる中、新たなステップを踏み出そうとする人が多いようだ。

一方で「年収が低いため(将来的にも上がりづらいため)」(3位 13.4%)「人間関係が良くないため」(4位 9.2%)などの意見も上がり、条件面や職場環境も転職する決断に繋がっていることがわかる。

参照:PRtimes
 

20代での転職は早すぎない!入社後のギャップを防いだ転職を

同調査からわかるのは、20代の早い段階で現職に懸念点を持ち、転職を考える人は多くいるということである。早期で転職するのは周りに反対されたり、不安に感じたりする人も多いが、実際に転職に挑戦しより納得度の高い仕事を見つけられる人もいるのは事実だ。

また転職を試みる際には、身に付くスキルや人間関係、給料や条件など、入社後のギャップを防ぐために、事前にしっかり職場について知っておくことが大事になってくる。
 
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