59.5%がキャリアチェンジ。「業種・職種ともに転換を行った」人が最も多い結果に。
コロナ禍で転職をした回答者に業種・職種を変更したかを聞いたところ、59.5%がキャリアチェンジ(業種・職種転換)を行なったと回答した。そのうち、47.5%は前職と異業種・異職種へ転職したと回答し、半分近くに上った。
年齢別に見ると、異業種・異職種へキャリアチェンジを行ったのは20代で52.3%、30代で44.1%、40代で46.2%となった。若い方が異業種、異職種に転職しやすい傾向が少しはみられるものの、どの年代でも全体の半数近くを占めている。
転職時に業種や職種を変えると転職しづらくなるのではないか、という不安も抱く人もいるが、同調査結果によるとキャリアチェンジを行う人は比較的多いことがわかる。
キャリアチェンジが「あまり良くなかった」「悪かった」と答えた人はわずか7.4%
実際に直近でキャリアチェンジを行った人に、キャリアチェンジを行った感想を聞いたところ、「とても良かった」「やや良かった」と回答した人は全体の67.6%を占めた。一方で、「あまり良くなかった」と答えた人が4.5%、「悪かった」と答えた人はわずか2.9%にとどまった。
また「どちらともいえない」と答えた人が25.0%いることから、働き始めたばかりでわからないと思った回答者も多いのかもしれない。
キャリアチェンジで困ったことは?
新しい業種や職種に応募するにあたり、求人探しや面接対策で戸惑うことも少なくない。同調査でもキャリアチェンジをする際に困ったことを聞いたところ、様々な悩みが浮かび上がってきた。
特に多かったのが「希望の条件に合う求人が少なかった」(25.7%)「新しい業界・職種について学ぶ(知識をつける)ことに苦労した」(25.2%)「自分のスキルや経験をどうアピールしていいのかわからなかった」(23.1%)という点である。知識・求人探し・面接対策などあらゆる面で困ったことが生じたようだ。
また「相談できる相手がいなかった・少なかった」(18.6%)という点も票を集めた。業界経験者や専門のアドバイザー、エージェントなどの利用が大事になってくるのかもしれない。
実際にキャリアチェンジに向けたスキルUPの取り組みを聞くと、「希望する業界の具体的な内容について、インターネットで情報収集した」(60.0%)、「転職エージェント担当者などから情報収集した」(30.1%)、「友人などから情報収集した」(21.0%)などという回答が非常に多かった。一方で、「スクールに通った」(12.2%)、「副業で取り組んでみた」(7.6%)など、実践経験を積むという取り組みは比較的少ないことがわかった。
■調査概要
・調査内容:転職者におけるキャリアチェンジ(業種・職種転換)の実態調査
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2021年8月28日~9月1日
・調査対象:コロナ禍でキャリアチェンジを実施した正社員、男女20~40代、1320人
参照:PRtimes
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