スマートアイデア株式会社は、自社で提供しているアプリユーザーの住宅購入に関する実態を把握するため、966名対して「住宅購入・住宅ローンに関する意識調査」を行った。

【調査背景】
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、生活の基本となる「働き方」に変化を与え、住まいにも大きな影響を与えている。そこで今回、自社のアプリユーザーの、住宅購入及び住宅ローンに対する価値観の変化や、最近話題となっている移住への検討度合いについて実態を把握すべく、アンケート調査を実施した。
 
【調査概要】
調査対象者:自社で提供している家計簿アプリユーザーのうち全国10代~70代の男女
調査方法:WEBアンケート
調査期間:2020年9月2日(水)~2020年9月7日(月)
有効回答数:966名

【「住宅購入・住宅ローンに関する意識調査」主な結果】
●住宅購入を検討している人の割合について、年代別では20代と30代が全体と比べて購入を検討している人が多い結果となり、30代と40代の半数が既にローンを組んでいた。
●コロナウイルス感染拡大前と比べて住宅購入に対する意識が「変化した」と回答したのは全体の12.4%であり、持ち家志向に意識が変わった世帯と、コロナウイルスの影響で購入を見送る世帯の2つに分かれる結果となった。
●住まいが現在賃貸の方の、約3人に1人が移住を検討しており、都道府県別の移住検討者の割合では「東京都」が最も多い結果となった。外出自粛の影響で移住への関心が高まっていると予想される。
●移住検討理由については、全体の約3割が「住環境に魅力を感じたから」と回答した。住まいの快適性を求める傾向が見られる。

【調査結果サマリー】
◇住宅購入は検討していますか?
<年代別>

 

住宅購入を検討しているかを尋ねたところ、全体の約1割が現在購入を検討していると回答。年代別で見ると、20代と30代が全体と比較すると購入を予定している割合が約1割多い結果となった。30代、40代では既にローンを組んでいる割合が半数という結果となった。


◇コロナウイルス感染拡大前と比べ、住宅購入について意識の変化はありましたか?
<住まいのタイプ別>
 

 

住宅を「これから購入する予定(ローンを組む予定)」又は「購入の予定はない」と回答した563名に、コロナウイルス感染拡大前と比べて住宅購入への意識の変化があったかを尋ねたところ、全体の12.4%は意識が変わったと回答した。住まいのタイプ別で見ると、現在の住まいが賃貸の人は「意識が変わった」と回答した割合が多くなっている。


◇どのように意識が変化しましたか?

どのような意識の変化があったかを尋ねたところ、「自宅で過ごす時間が増えたため、快適さを求めて購入を検討するようになった」「感染予防のためにも一部屋が広い家が良い」といった回答が多く寄せられた。一方で、「景気に影響があり収入減が予見されているため、ローンを組むことについては以前よりも慎重に検討している、購入しない方向に変わった」という回答も寄せられた。

◇地方・他県への移住を検討していますか?
<現在の住まいのタイプ別>

地方・他県への移住を検討しているかという問いに対し、現在の住まいのタイプ別で見ると、賃貸一戸建てで36%, 賃貸集合住宅で26%になり、賃貸派の約3人に1人が移住を検討している結果となった。

◇地方・他県への移住を検討している人の割合
<移住を検討していると回答した112名の都道府県別上位10位までの結果>
 

都道府県別に地方への移住検討者の割合をみたところ、主要都市で住宅コストが高くコロナウイルス感染者が比較的多い地域が挙がり、ここにもコロナウイルス感染拡大の影響が出ているものと窺える。


◇地方・他県での住宅購入を検討していますか?

 

移住を検討していると回答した112名に移住先で住宅購入は検討しているかを尋ねたところ、半数以上が「検討している」と回答した。具体的な移住先はTOP3に「福岡県」「千葉県」「静岡県」が挙がり、半数は「未定、現在検討中」という回答が寄せられた。

 

◇移住を検討している理由

 

移住検討理由については、全体の約3割が「住環境に魅力を感じたから」と回答した。
自宅で過ごすことが多くなった今、"自然が多い場所で子どもを自由に遊ばせてあげたい、気分転換ができる田舎の家が欲しくなった”というような声が多く、外出自粛の影響が大きく表れていることが分かった。また、テレワークが増えたことで仕事に集中するための部屋が欲しくなったが、都内は価格が高いため移住先での住宅購入を検討しているという回答も寄せられた。

 今までの、"勤務先に合わせて住む場所を決める”という考えから今後の人生や家族との暮らしを優先し、住む場所の環境や快適さを改めて検討する人が増加するのではないかと考えられる。

これらの結果から、今後の不動産購入にあたり大事になってくることは、通勤時間などを中心とした立地メインではなく、テレワークでお家時間が増えたことにより、広い面積や快適な住環境が求められる時代となってきていることが分かった。その他、移住したいと答えた人の割合は、全体の12.7%だったことから、住み慣れた場所で生活をしていきたいという人が多いということが分かった。


会社名:スマートアイデア株式会社
所在地:東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル8階
代表取締役:江尻 尚平
設立:2012年5月

参照URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000012167.html