株式会社ビズヒッツは「引越しを伴う転職で困ったこと」をテーマに調査を行い、結果を発表した。回答者500人のうち、134人が「勤務地が遠方だから」、122人が「志望企業が遠方にしかない」と回答するなど、仕方なく引っ越しを伴う転職をした人も多い一方で、してよかったと回答した人が多くを占めることがわかった。
 

84.0%が「引越しを伴う転職をしてよかった」と回答


引っ越しを伴う転職をしてよかったかという質問に対しては、43.6%が「よかった」、40.4%が「どちらかといえばよかった」と回答した。

その理由としては、「転職で仕事と同時に住居も変えることで、気持ちの切り替えができたから」や「好きな仕事ができているので、転職のために引越して正解だったと思っています」、「勤務地近くに引越したので、仕事に集中できた」などという回答が見られた。

転職先を選ぶ上で勤務地にとらわれずに考え、そこから本当にやりたい仕事を選択するのも大切かもしれない。

一方で実家や実家近くにUターンした人にとっては、引っ越しを伴う転職が安心感や経済的余裕、精神的な安定につながるケースも多くあるようだ。
 

引っ越しをして困ったことは?


引っ越しを伴う転職で困ったこととして一番多く挙げられたことは、「金銭面」(186人、1位)であった。引っ越し代だけでなく、家賃・生活費が上がったり、場合によっては給料が減った人もいるようだ。

また、「友人・知人がおらず寂しい」(72人、2位)や「新しい土地に馴染むこと」(71人、3位)も多くの票を集め、精神的に辛い部分も見られた。しかし、新しい土地で「人間関係が築けてからは充実している」「休日にお店を探すのが楽しい」と回答した人もおり、状況は様々のようだ。
 

引っ越しにかかった費用


困ったこととして1位に挙げられた「金銭面」。実際は引っ越しにいくらかかったかも同調査で取り上げられた。

上記グラフの通り、引っ越しに30〜50万円程度かかった人が最も多く、平均額は35.5万円となった。また、自己負担額が0円と回答した人の中には、引っ越し費用を「会社が負担してくれた」という人もいて、会社や地域、暮らし方によってもかなり変わってくるようだ。

■調査概要
・調査対象:引越しをともなう転職の経験がある人
・調査方法:インターネットによる任意回答
・調査期間:2021年5月5日~18日
・調査人数:500人 (女性296人/男性204人)

参照:PRtimes