日本労働調査組合が2021年に入社した新入社員を対象に行った「新社会人の勤務意識に関するアンケート」によると、回答者の50.6%(男性は54.9%、女性は45.1%)が入社後にすでに退職を検討していたことが判明した。























 

懸念点は「人間関係」や給与面


入社した会社で働き続ける場合の懸念点や不安材料としてあげられたのは、1位の「人間関係」(22.0%)が最も多く、3位の「やりがい」(8.2%)とともに、社内のコミュニケーションを考えさせられる結果となった。

特にコロナ禍でリモートワークが増え、飲み会などのコミュニケーションの場が減る中、社員同士の信頼関係の構築や、それぞれの仕事のもつ意味を確認する時間を取ることが、難しくなっているのかもしれない。

また、2位の「給料が安い」(17.0%)と4位の「給料が上がるか」(17.0%)という懸念点も多くの人から挙げられた。


 

新入生が感じる入社した会社のメリットは「自分の成長」


自身の会社のメリットとして一番多くの新入生が挙げていたのが「自身の成長」(18.7%)という点である。入社2ヶ月で感じられる成長は、学生自身の仕事への向き合い方や、会社による人材育成の結果とも言えるかもしいれない。

また、退職を考える理由としても挙げられた「人間関係」や「給料」の面が、自分の会社では良いと考える人も多く、入社した会社で働くメリットとしても挙げられた。


 

転職における不安


当調査は、仮に退職すると想定した場合の懸念や不安も聞いた。これによると、退職後に「転職ができるか」どうかという不安が最も多く、43.6%という高い数字となった。第2位の「収入不安」(19.0%)などの他の選択肢を見ても、今後のキャリアプランに対する不安が多いようだ。

現在の仕事に対する不安点から考えると、多くの人が転職先にはやりがいや高い給料、より良い労働環境などを求めるだろう。

一方で新卒時の就職活動とは異なり、一緒に活動する仲間なく一人で転職活動をする、在職中に転職活動を行うなど、転職までの道のりは簡単ではないと思う人が多いと考えられる。




■調査概要
調査名:新社会人の勤務意識に関するアンケート
調査対象:全国の18~23歳で新社会人(21卒)の会社員472名
調査期間:2021年5月24日~2021年5日27日
調査方法:インターネット調査

参照:PRtimes

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